人間の皮を脱いだ獣

この記事は、南伊豆流木アート 自然アート by 佐藤流木工房の、【人間の皮を脱いだ獣】を自動収集したものです。



 人はよく自然を擬人化して語りますが、むしろ自然に擬態化してしていることを気づくことがないでしょうか?

飼い犬は飼い主に似るとも言いますが、実は飼い主のほうがその犬に似てくるのです。

時々犬のようにしたくなるでしょう?

人間は自然を模倣する時一種の安堵と快楽を受け取るのです。逆に恐怖や孤絶感は和らぐでしょう。ただし、あいつは豚のような奴だ、と言った時、豚には非常に迷惑で失礼な話ですが。(豚はけしてあいつのような奴ではないからです)



年明け早々から山仕事の話があったので、面白そうなので行くことにしました。

以前に平太さんから聞いていて、朝も早いし重労働だから大変だと思っていたのですが、山の仲間の雰囲気と山そのもを相手にする楽しみに魅かれて、二月ばかり冬の山に入ってみたくなりました。山になりに行くのですよ。



先に結論をポンと言ってしまうのは、私の悪い癖かもしれませんが、ポン、ポン、ポンッと結論だけで済む会話というのは単純でいさぎよくて好きなんです。(たいていあまり根拠はないんですけど)でも話としては簡潔すぎてちょっと味気ないですよね。「濃い人」とわりと言われますが意外と淡白なのです。だからスープの味は山の味です。



山で使うチェーンソーを買いに毛倉野のステファンのところに行ってきました。

いやー初めて行ったのですが驚きました。アメリカ人というのは(勝手にそう思ったのですが、ドイツ人かもしれません)この冬の寒い中Tシャツ一枚に裸足のサンダル履きです。さすがに短パンではありませんでしたが、そのタフでラフな体でログハウスの周り中にあるチェーンソーを次から次へと始動して見せてくれるのです。庭からガレージから、倉庫までところせましと並べられたチェーンソーのコレクションが実に150丁以上!!!すでに趣味の域は超えているとはいえ、たった2年ほどのうちに集めたというのですから、これがアメリカ人でなくてなんでしょう。

いや、日本語はぺらぺらです。私は擬人化して言っているのです。



こんなに楽しい時間をすごしたのは久しぶりです。しかも相手は機械です。山の合間に爆音のような唸りを上げ、くさい煙を吐き、見ている間もなく次々と丸太を切り刻んでいく、獰猛で危険な獣のように繊細な美しい機械(マシーン)なのです。(うちの子供ならきっと魔神とか言うな)



山に入り獣のようなマシーンになりすます。

なんてね、ちょうどねずみぐらいが分相応かな。ねずみには失礼かもしれないけど。

写真はちょいと「チェーンソーアート」をやってみました。




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